【新唐人2012年10月18日付ニュース】10月14日 ロシアのハッカーが駐ベラルーシ中国商務部のコンピューターに侵入して獲得したファイルを公開しました。その内容は外界を驚かすものでした。本日のマイクロニュースです。
微博ではこのように言っています。「10月11日 商務部が匿名のハッカー組織に侵入され、374MBのファイルが漏洩した。写真やファイル 公文書簡が含まれ、ファイルの内容はロシア、ウクライナベラルーシにも及んでいる。ロシアメディアによると、ファイルの内容には中国駐ミンスク外事事務所やロシアンマフィアのボスBalagulaやウクライナ高官などが含まれている」
我々はロシア語の関連報道を2本見つけ出しました。ハッキングされたのは中共駐ミンスク領事館の商務処か商務部駐ミンスク代表事務所です。ハッカーはファイルをネット上に掲載し、誰でもダウンロードできます。中共外交部官僚とウクライナ高官との間に経済的つながりがあるのは解釈できますが、中共官僚がウクライナ議員やマフィアのボスBalagulaと関わりがあったことには、ロシアメディアもびっくりしています。
ハッカーが公開した中共領事館の資料によると、ロシアンマフィアのボスBalagulaはウクライナとベラルーシに広い社会ネットワークがあり 中にはビジネスマンや議員も含まれています。米FBIによるとBalagulaはロシアブラックハンドのボスの一人です。米国役人の話によると、Balagulaはウクライナの仲間とともにアフリカダイアモンドの密輸入に参与し、その主な取引先はベラルーシとロシアにいます。他にも金融詐欺やゆすり、マネーロンダリング、未成年への性的虐待などにも関わっています。ハッカー組織はBalagulaのダイアモンド密輸入や児童への虐待には中共官僚も関与していると非難しています。
面白いのは ハッカーらは自国政府が外国の通信機器を使用することに猛烈に反対しています。中国や米国はいずれも通信機器の中にバックドアを設置しているとみているようです。米国会下院情報委員会は1年の調査を経て、華為(HUAWEI)と中興(ZTE)が米国の安全保障に脅威をもたらすと判断し、米国の企業がこの両社と取引しないよう提案しています。また両社の米国での合弁買取も許可されていません。ハッカーの言い方から見て、ロシアも中共を友人とは見なしておらず、潜在的なライバルとみなしているようです。
本日のマイクロニュースはここまで。
(翻訳/坂本 映像編集/蒋)